MSW-Lab

社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#13 MSWは生涯同じ職場で就労するべき?③

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

下記のブログを先に読んでいただくことを推奨します。

 

CASE#11 MSWは生涯同じ職場で就労するべき?① - MSW-Lab

 

CASE#12 MSWは生涯同じ職場で就労するべき?② - MSW-Lab

 

MSW界でバンディエラになる

 

メリット① 信頼関係の向上

 

メリット② 地域への理解

 

メリット③ 社会資源の把握

 

前回の続きです。

 

メリット②地域への理解

 

病院から一歩外へ出ると、在宅支援を提供するための社会資源が無数に存在しています。

 

市区町村、地域包括支援センターなどの行政機関。

 

葬儀、福祉用具などを提供する民間企業。

 

ケアマネ、訪問看護、かかりつけ医。

 

病院、老人ホームなどなど、あげ出したらキリがありません。

 

上記にあげた社会資源を活用する上で、あらゆる場面、状況で、様々な切り口から物事に切り込んだいかなる場面でも、最終的に「信頼関係」が極めて重要という結論に行き着きます。

 

信頼関係によって、物事を交渉する範囲が変化し、

 

信頼関係によって、利用する病院に向けて支援し、

 

信頼関係によって、提供するサービスを選択する。etc...

 

…といったようにMSWの支援は、あらゆる場面で地域との信頼関係を無意識に活用します。

 

信頼関係の構築はいわずもがな、対話、通話など小さな事柄の繰り返しで築きあげていくものであり、一朝一夕で構築できるものではありません。

 

よって、長期的に一つの病院で就労することにより、必然的に地域との関わりが増加し、信頼関係の構築に繋がり、地域での支援の選択肢が広がります。

 

結果的に、多くの情報をクライエントに還元できるようになるということが考えられるため、大きなメリットであるといえるでしょう。

 

次回は、メリット③ 社会資源の把握についてです。