MSW-Lab

社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#12 MSWは生涯同じ職場で就労するべき?②

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

前回の続きです。

MSW界でバンディエラになる

 

メリット① 信頼関係の向上

 

メリット② 地域への理解

 

メリット③ 社会資源の把握

 

MSW界でバンディエラになることのメリットはなんでしょう。

 

細かい部分まで上げたらキリがありませんので、3つに絞って行きます。

 

メリット① 信頼関係の向上

 

組織にとって、信頼関係はなくてはならないものです。長期的に同じ組織で就労すればするほどMSWの存在を認知してもらえるようになり、医師、看護師、コメディカルとの信頼関係が生まれ、組織内で支援が行いやすくなります。

 

みなさんも肌で実感されていると思いますが、信頼関係ゼロの入職直後と現在を比較すると、明らかにクライエントへの支援がやりやすくなっていると思われます。

 

MSWという職業が、どれだけ信頼関係で成り立っているかが象徴されますよね。

 

余談になりますが、医師や看護師がアルバイト可能な理由としては、MSWのような信頼関係を構築しなくても成り立つ業務が多いからでしょう。

 

対して、MSWは信頼関係が支援の要であるため、アルバイトは難しいように感じます。

 

「この日はMSWのAさんが担当して、次回は別のMSWのBさんで担当する。」といったことは、少人数の病院であればまだしも、MSWが大人数の病院は、MSWの部署と別で2〜3人の小規模なチームで支援しないとクライエントの把握が困難であると思われます。

 

信頼関係は長期的につくり上げていく傾向があるため、必然的に職場年数も増加し、バンディエラになっていくのでしょう。

 

組織内では、それが顕著に現れます。私がアプローチしてダメでも、バンディエラがアプローチしたらうまくいったなんていうシーンも少なくないです。

 

次回は、メリット② 地域への理解です。