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社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#17 新型コロナウィルスの新しい位置付けについて②

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

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前回の続きです。

 

新型コロナウィルスが2類相当から5類に変化すると、どのように世の中は変わっていくのでしょうか。大きく3つに分けて解説します。

 

①医療費について

 

2類相当の場合は薬やワクチンなどの多くが公費で賄われてきました。

※細かい診療会計の変更はありましたが、省略します。

 

5類になると、一部自己負担が発生します。しかし、国は当面薬の一部やワクチンなどは継続して公費負担とすると報道されています。

 

②外出制限、就業制限の撤廃

 

5類に分類されれば上記の制限は求められなくなります。

 

③受診について

 

これまでは限られた医療機関でしか受診や入院ができなかった新型コロナウィルスですが、5類になると全ての医療機関での受診が原則可能になります。

しかし、実際にそのようになるかは不透明な部分があります。

 

並びに、屋内外でのマスク着用も原則不要としていく動きも加速しています。

 

私たち医療従事者や、福祉関係の方々は多くの高齢者と接する機会も多いため、国の意向にすんなりと適応できるかは疑問が残ります。

 

受診、入院に関しては本音と建前の部分も少なからずあると思います。

 

全ての医療機関で受診できることが向かい風となり、受診や入院が逆にし難い状況になる恐れも考えられます。

 

国の補助金ありきでやむなく新型コロナウィルスの患者を受け入れている病院は少なくありません。

 

5類に認定されて補助金も撤廃されれば、感染率の高い新型コロナウィルスの患者を受け入れるメリットは大きく低下します。

 

そして、医療ソーシャルワーカーが日々悩まされてきた課題である「面会制限」がどのような方向に進んでいくのかも非常に気になります。

 

各々の病院の舵きりになることになると思いますが、今では遠い昔に感じる、面会フリーになる時代も訪れるかもしれません。

 

WITH コロナととの向き合い方はまだまだ模索する必要がありそうです。

 

お手隙の際にこの記事もどうぞ。

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