CASE#6 ソーシャルワークという学問①
みなさんこんにちはケイです。
このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。
医療ソーシャルワーカーの知識、技術向上のために読者の皆様は平時何をされていますか?
学会の参加、職能団体の研修の参加、日々の臨床など。
意識の高い人は知識、技術の向上の取り組みだけで居酒屋さんで語り合えたりするものです。
ソーシャルワーク専門職のグローバル定義
ソーシャルワークは、社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。
社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および地域・民族固有の知を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。
この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい。
唐突に、ソーシャルワーク専門職のグローバル定義(以下グローバル定義と略します。)を出してすみません。
社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得されている皆様ならば必ず聞いたことのあるこの定義。私たちソーシャルワーカーはこれを元に日々の臨床を行うことが望ましいとされています。
このブログを見ていただいている方の統計は取れていませんが、現役で臨床をされている方が多いと思われます。本当にお疲れ様です。
日々の臨床に追われている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
私自身、このブログを書くために久しぶりに勉強をやり直した次第で、正直なところ日々の臨床でグローバル定義を念頭において支援できるほどの余裕はまだありません。
しかし、グローバル定義を意識してする臨床と、しない臨床では支援のフィードバックをする際に、グローバル定義を基づいて支援できたかの指標にすることができるため、有効なのではないかと思います。
ソーシャルワーカーでありながら、ソーシャルワークという学問を十分にまだ把握しきれていないのが私自身の現状です。
グローバル定義の解説は今回は行いませんが、これからも「こうでもない、ああでもない」と悪戦苦闘しながら、この複雑な学問を生涯学んでいくことになるでしょう。
次回はソーシャルワークという学問を学んでいく中での葛藤について書いていこうと思います。