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社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#2 医療ソーシャルワーカーとは②

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

医療ソーシャルワーカーの業務内容について説明していきます。

 

 公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会のページを引用します。

医療ソーシャルワーカーとは

 

保健医療機関において、社会福祉の立場から患者さんやその家族の方々の抱える経済的・心理的・社会的問題の解決、調整を援助し、社会復帰の促進を図る業務を行います。

具体的には、

1. 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助

2. 退院援助

3. 社会復帰援助

4. 受診・受療援助

5. 経済的問題の解決、調整援助

6. 地域活動

を行っています。
厚労省『医療ソーシャルワーカー業務指針』より

 

我々医療ソーシャルワーカーのほとんどが厚生労働省の医療ソーシャルワーカー業務指針に則り業務を行なっています。

 

一つずつ解説していきます。

※私が勤務している病院での体制がもとになりますので、全ての医療ソーシャルワーカーに該当しません。

私は急性期の医療機関で 勤務しているため、あくまで参考程度でお願いします。

 

1. 療養中の心理的・社会的問題の解決、調整援助

救急患者への支援救急患者は抱えている生活問題や心理、社会的問題をそのままにして、突然の病院受診を余儀なくされる例が多いです。そのため、身体治療と同時に顕在化する心理、社会的問題へのアプローチを行います。

 

2. 退院援助

医療ソーシャルワーカーといえば退院支援を思い浮かべることが多いと思います。

文字通り退院援助を行います。

入院している患者が元の生活に戻れるように援助します。

高齢の方は入院の影響で様々な問題に直面することが多いです。

 

3. 社会復帰援助

 患者の社会復帰の援助を行います。

怪我や病気の影響で学校を休んでしまった学生へ学校で孤立しないような体制構築や、同じく怪我や病気の影響で仕事を辞めた患者への職業の斡旋などが該当します。

 

長くなってしまいましたので、次回に残りの3つを解説します。