MSW-Lab

社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#1 医療ソーシャルワーカーとは①

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

全国には20万人以上の社会福祉士が様々な分野で活躍をしています。

 

高齢分野、児童・家庭分野、医療分野、地域社会・多文化分野などカテゴリーは多岐に渡ります。

 

私は医療分野が主戦場となっており、一般的に医療ソーシャルワーカーと呼ばれています。

 

医療ソーシャルワーカーは主に病院、保健所などに配置され、社会福祉士、もしくは精神保健福祉士の資格を有する人が多いです。

 

資格がなくても医療ソーシャルワーカーを名乗ることは可能ですが、病院で働く場合は資格の有無によって大きく変わってきます。

 

理由としては、社会福祉士精神保健福祉士が対象となる診療報酬が存在することが大きな理由です。

 

かなり平たく説明すると、国が病院へ支払うお金の中に社会福祉士精神保健福祉士が配置されていると、病院に多くお金が入ってくる仕組みが存在するのです。

入退院支援加算1、介護支援等連携指導料、認知症ケア加算etc...

 

つまり、社会福祉士精神保健福祉士が病院に配置されていると、資格なしの医療ソーシャルワーカーは人件費を圧迫するのみに対して、多少なりともお金を病院に還元できるため資格取得が採用条件の病院が多いということです。

 

 病院経営の面からみれば、資格取得者を優先するのは当然です。

 

資格を取得していなくても優秀な医療ソーシャルワーカーを私は知っているため、一概に資格取得者の方が質が高いと言い切れませんが、一つの指標になることは間違いないですね。

 

次回は医療ソーシャルワーカーの業務内容について触れていこうと思います。