MSW-Lab

社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の実態を掲載します。

CASE#16 新型コロナウィルスの新しい位置付けについて①

 

みなさんこんにちはケイです。

 

このブログでは社会福祉士である私が日々の仕事の中で思ったことを発信していこうと考えています。

 

皆さんの地域でも多かれ少なかれコロナウィルスの影響が生じていると思います。

 

転院しようと思った病院がクラスターで延期!?

 

退院しようと思った施設がクラスターで延期!?

 

自宅退院しようとしたら家族がコロナウィルスに罹患して見守る人がいないから延期!?

 

日常茶飯事となってなっている病院も少なくありません。

 

院内のスタッフがコロナウィルスに罹患して、マンパワー不足に陥ることもあるのではないでしょうか。

 

小規模な病院には致命的な影響を及ぼしかねません。

 

普段の業務が普段通りに進まないと、病院全体が浮き足が立ってしまい、思うように通常営業が遂行できなくなります。

 

まさに災害医療現場と同等の事態に陥っています。

 

急性期のベッドが満床となると、地域の病院からの紹介を断ることは避けたいですが、後方を支えてもらうはずの病院がクラスターとなり、思うように進まないのが現状です。

 

紹介を受けても出し先がなく、やむなく救急患者をお断りしなければいけない事案の発生が見受けられることも増えました。

 

そんな中、新型コロナウィルスの感染症法の位置付けを変えようと国は動き出しています。

 

感染症は1類から5類までの位置付けに定められています。

 

主な疾患は以下の通りです。

 

1類:ペスト(ネズミが宿主/致死率約50%以上)・エボラ出血熱(コウモリが宿主として疑われている/致死率50%以上)など。

 

2類:SARS(コウモリが宿主と疑われている/国内での報告はなし)など

 

3類:コレラ(ヒトが宿主/汚染された食べ物で感染)・細菌性赤痢(ヒト、サルが宿主/汚染された食べ物などで感染)など

 

4類:狂犬病(肉食陸上動物が宿主/噛まれた傷から感染で致死率ほぼ100%)・デング熱(宿主は蚊/刺されて感染で関節通などを引き起こす)など

 

5類:季節性インフルエンザ・クロイツフェルトヤコブ病・梅毒など。

 

医療ソーシャルワーカーの知識として覚えておきたいことは、1類、2類は公費適用になり、入院勧告・指示が行えるといった点でしょうか。3類からは一部自己負担が発生します。

 

新型コロナウィルスはこれまで2類相当とされてきましたが、春以降で5類に移行するという方針を打ち出しています。

 

現場と国の意向に乖離があったり、救急隊員の苦悩問題(病院は救急車を断れるが、救急隊員は永遠に病院を探さないといけない)が置き去りになってしまう不安は隠しきれませんが、国がそのうような方向で動くのであれば、情報を知っておく必要があります。

 

次回は、新型コロナウィルスが5類になったらどのように変わるか解説していきます。

 

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